

医師になりたい④~放射線科医になったわけ~
大学4年生から始まる病院臨床実習(ポリクリ)では、2~3週ずつ全ての科を回り
より多くの患者さんや疾患について学びます
学生が白衣を着て大学病院内をうろうろしている、アレです
※画像はイメージです
それまで座学で頭に詰め込んできた知識があるとはいえ、
全ての科で、実際に診察室や病室で、実際の患者さんを受け持つというハードな実習です
さらなる勉強と復習と、ある種の度胸を試されているような毎日を送りながら、
卒業後の進路について考えます
(今の制度と異なり、当時は希望の大学の希望の診療科への直接入局でした)
当時の高知医科大学は、他大学より少し長い期間をポリクリ実習に充てており
また地方国立大学らしく先生や教授との距離が非常に近い、恵まれた環境でした
その恵まれた環境で回る科すべてが興味深く、奥が深く、
もっと勉強したいという意欲を掻き立てるには十分な時間でした
そうして6年生に進級する頃、欲張りな私は二つの希望を抱いていました
・女性特有の癌の治療に携わりたい
・全ての疾患や患者さんの体の事を理解したい
どの科の実習に回っても、血液検査や診察所見だけではなく、CTやMRI、核医学検査といった画像検査が必ず撮られており、それらを元に診断がなされています
患者さんからではなく画像が物語る真実も多くあり、隠れた病気や先回りで対処すべき病態が明らかとなっていました
また
現在多くの施設で乳癌治療に使用するKORTUC(コータック)を開発中の小川恭弘先生に出会えたこと、
癌治療について熱く語る小川先生の熱意に触れられたことも衝撃でした
(現在 高知大学名誉教授 当時は准教授)
先生は学生相手にオキシドール片手に熱弁されていました
「Doctor‘sDoctor」と称される放射線科医
これからの癌治療における放射線科医の存在
当時の私には、とても魅力的に映りました
なりたい!!そう思いました
そうして6年生の夏に
岡山大学 放射線科学教室主催の学生放射線セミナーに参加し
その日のうちに、教授室と医局長室で、入局の希望を伝えました
高知から出てきた1学生の入局を歓迎してくださった岡山大学放射線科学教室と
温かく受け入れてくださった先生方に
いまでも 心から感謝しています

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