院内細胞培養加工施設(CPC)
院内細胞培養加工施設(CPC)について
CPCとは
CPCとは、細胞を培養するために必要な清浄度が厳密に保たれている専用のクリーンルームです。
「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則り、厚生労働大臣から施設番号が付与されています。
当院の院内CPC は、厳しい条件を満たし、2024年1月15日付で特定細胞加工物製造が許可され、施設番号(FC5230053)を取得しております。 専属の、熟練した専門技術を取得した臨床培養士が培養から最終の品質管理検査まで、責任を持って行っています。
実際の治療時には、脂肪採取から即座に培養士のもとに運ばれるため、細胞へのダメージがほぼ無い状態で培養開始できます。また、介在する人の手が最小限になっているため、安全安心です。
培養された幹細胞に関しても、輸送の必要がなく、細胞への負荷が抑えられるため、高い生存率と活性度をもった細胞を投与することが出来ます。
設備について
前室(更衣室)
培養士は、前室で無塵衣や手袋、専用靴と靴カバーを着用します。厳重にクリーン度を保持するためです。
パスボックス
外部から埃や雑菌が入らないようにするために二重扉となっており、どちらか一方しか開かないようになっています。
ここを通じて、UV殺菌された資材などが出し入れされています。
安全キャビネット
無菌操作ができる装置です。細胞培養のほとんどの作業が、このキャビネット内で慎重に行われています。
CO2インキュベーター
温度・湿度・CO2濃度を一定にすることで、より生理的条件に近い状態に保ち、細胞が棹立ちやすい環境を作り出しています。
顕微鏡
熟練した培養士が、毎日のように細胞の状態を観察し、よりよい環境を保っています。
細胞を注意深く観察することで、細胞の状態を判断することができ、より質の良い培養が実現します。
細胞バンク
-196°Cの徹底した温度管理において、患者様の細胞を保管しています。品質面でも安心して頂けます。
当クリニックは完全予約制です。
ご予約は前日までにお願いいたします。当日予約をご希望の場合は、お電話にてご相談下さい。また、ご予約後のキャンセル・変更は早目にお知らせ下さい。
※予約の状況により、ご希望に添えない場合もございます。何卒ご了承くださいませ。